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読書ログ 生物海洋学入門

読むことにしたので、まとめていく。今日は1.3まで。

まずこの本について

生物海洋学を語るにあたって概要→環境→食物連鎖の小さい方→中くらい→最終消費者といった順で説明してくれる。 話の順序がわかりやすそうで初学者向けのようだったのでこれにした

1.1 海洋生物に影響する特殊な要因

  • 水中は浮力が働くので自立のために多くのエネルギーを割いたり、しっかりした骨格を形成したりする必要がない
  • 水中では水不足が生命活動を制約しないし、気温の変化も陸上ほど激しくない
  • 日光が減衰されるため澄んでいても日光が奥底まで届かない
  • 枯死植物や動物の死体が栄養になる前に漂ってしまう。その場に留まらない。栄養の供給が海流(循環?)任せ

1.2 海洋環境と海洋生物の分類

  • 海洋は2つにわけられる
    • 沿岸域(いわゆる大陸棚的な)
    • 外洋域
  • 生物が生きる環境も大きく2つにわけられる
    • 底生環境
      • 海底に生きるもの。生えてるものも潜るものも張り付くものもそう。
      • ここに生きるものはベントスと括られる。底生生物。
    • 漂泳環境(水中環境)
      • ここに生きるものはプランクトンとネクトンと括られる。
        • 漂うのはプランクトン。大きさの違いではない。(クラゲとかもプランクトン)
        • 泳げるのはネクトン。でもプランクトンも遊泳力は普通にあったりする。

1.3 生態学用語と概念

  • r選択とK選択
    • 多産多死か少産少死か
    • 取るべき選択は置かれた状況次第なので同種でも異なる選択を取る場合や、ミックスされた選択を取る場合もある

感想

初学者であっても読みやすいのはそのとおりだと思う。 ふーんで終わらないように、興味を見逃さないように疑問をメモしていきたい。 今の所ざっくりと海洋の栄養供給に興味がある。

次は1.4から。